狸沼(たぬまの裏・メインブログ)
携帯小説(アダルトあり?)。
中編「怒れる村人たちの凄惨な祭り」1
後編「羅刹女と惨酷メカ」 1 晴天の、荒野。 村人たちが特別な事情で集っている。 金色の繊細な色合いのショートヘアをそよ風に震わせて、小柄な少女が「客人」に歩み出る。照れたような興奮したような面差しで、微笑み浮かべて後ろ手に組み、どこか踊るような足取りにスカートを弾ませて。 コバルト色の瞳に、魔法のような歪な光が滲んでいる。病的な脅迫観念のような輝きの視線で見つめながら。 「ぱぁパ」 ...
2024
/
03
/
14
終末のカプリコン(携帯小説SFハードコア)旧作
前編「機械の幽霊は麻薬畑で踊るか?」5
ーーーーー ☆(追伸:同日3/13の朝)☆ 過去に書いた携帯小説を30記事ほどまとめて連続投稿したところ、(謎の制限またはバグで?ユーザー編集ページからの)新規記事の投稿ができなくなりました(深夜のこと、翌朝でも解除されず?)。 なお、作中の「空白行」は、「改行二回」では読者閲覧する記事ページに反映されない(ブログのシステム上の仕様が変?)。それで一連の記事投稿では「改行+スペースキー+改行」で、(読者が見る)記事中...
2024
/
03
/
13
終末のカプリコン(携帯小説SFハードコア)旧作
前編「機械の幽霊は麻薬畑で踊るか?」4
7 「みんな死んじゃえばいいのに」 一糸まとわない素肌に毛布をかけたパトリシア(パトラ)はベッドで膝を抱えて、親指の爪を噛んで毒づいた。さっきまで部屋に来ていた男たちは、彼女たちを脱がせたところで非常招集がかかって出ていった。 「ミレーユもそう思うでしょ?」 「うーん」 目をキラキラさせたパトリシアに、二十代半ばのミレーユは困った顔で、くすんだブロンドの髪を搔いた。 相部屋のミレーユ...
2024
/
03
/
13
終末のカプリコン(携帯小説SFハードコア)旧作
前編「機械の幽霊は麻薬畑で踊るか?」3
5 畑の方からの爆発音で、ゲリラの男は薄汚れた無精ヒゲの顔を振り向けた。 しばし唖然として、何事かと考える。 そんなとき、すぐ近くに気配を感じた。 丸い眼鏡、小柄な白衣の娘。二級医師のサユキ・サトーだった。鞄をぶら下げている。 「こんばんは」 ややおずおずと、はにかむような笑顔が可憐だった。まだ二十歳前半で、清楚な甘酸っぱさと初々しさを漂わせ、童顔であることも手伝ってまだ十代の美少...
2024
/
03
/
13
終末のカプリコン(携帯小説SFハードコア)旧作
前編「機械の幽霊は麻薬畑で踊るか?」2
3 もう空には青い闇が流れて、思い出された星々がまどろみながら瞬きはじめていた。遠景を囲む山々の陰ったシルエットで、暮れなずむ稜線には、淡い残り火のような赤とオレンジの光が薄れていく。 白い月の光が照らしだした、青白い骸骨のような巨人。それは細長い手足でノッポの、珍しいタイプだった。一口に表現すれば、大昔のおとぎ話の「がしゃ髑髏」や「スレンダーマン」に似ていたかもしれない。 ただ、サイズが並外れ...
2024
/
03
/
13
終末のカプリコン(携帯小説SFハードコア)旧作
プロフィール
狸沼(たぬま)
携帯小説(アダルト・過激暴力あり)と雑文。狸沼は「たぬま」と読んで。
最新情報
(私見・つぶやき)オリンピックの危機やら企業の七転八倒 (07/26)
(私見・つぶやき)ウクライナ防衛支持、現在の「保守速報」への疑念 (07/17)
靖国神社の限界・太陽光発電の裏真相、他/怖話(こわばな)新アカウント続 ※7/16再度アカ抹殺 (07/13)
怖話(こわばな)に再々のアカウント開設、奇襲攻撃(一挙に3・4件ほど投下しておいた)w (07/07)
(オマケ)「怖話」(こわばな)のサイト運営に、夏イチのドッキリ (07/04)
カテゴリー
別のブログ・アカウントへのリンク (1)
未分類 (6)
日記・雑文 (20)
お知らせ (0)
スイッチゲーム(携帯小説デスゲーム)旧作vol.1 (15)
スイッチゲーム(携帯小説デスゲーム)旧作vol.2 (10)
終末のカプリコン(携帯小説SFハードコア)旧作 (11)
携帯怪談・オカルト話(旧作・外部サイト) (8)
れとりばりっく!:罠師と犬魔法(スマホ携帯小説) (17)
月別アーカイブ
2024/07 (6)
2024/06 (11)
2024/05 (11)
2024/04 (2)
2024/03 (47)
2024/02 (11)