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(概要)デスゲーム系のスリラー小説(一時期「ケータイ小説官能」などで掲載するも、政治的言動・不都合発言していたらアカウント抹殺されたw)。
ルールは簡単、決められたエリア内でスイッチを押して逃げるだけ。ただし鬼に捕まったら(略)
 
 
「廃校スイッチゲーム」
 
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 ルールは簡単。廃校舎で既定位置にあるスイッチを押して回ってから脱出するだけ。ほとんど一種の肝試しみたいな話だ。
 ただし校舎の中には「鬼」が徘徊していて、もしも見つかって捕まると「何をされるかわからない」。
 わざわざ猟奇的な変質者をリクルートして参加させているそうだから、下手なお化けよりも恐ろしいかもしれなかった。主催者である「コロッセオ」のゲームは変態的な見世物でもあるのだから。
 ただ、それなりにリスクこそはあるにせよ、ある意味では参加する(賞金目当ての)女性(事情のある人間が多い)にとっても割の良いゲームではあった。また真剣なものであれ、遊び半分の娯楽であれ、「決闘」のための主催や監督者としての需要もあった(刑法的には厳密には違法なのだが)。社会の欲望と需要を満たす(黙認された)「必要悪」という位置づけに近い。デタラメなギャンブルの異常加熱や女性の人身売買や野放図な暴力行為が横行することを思えば、まだ幾分かはベターなのかもしれない。
 それに何よりも、一応はたとえ最低限でも政府や警察の監視やコントロール下にあるのが大きなメリットで、信用でもある(それゆえたまに「騙り」での拉致誘拐や同類行為で逮捕者が出るようだ)。

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