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シルバニア・パラレルアウトの裏/美少女プラモの誘惑と思考ループ、客層の問題

JUGEMブログ(表・玄関)でシルバニアファミリーのネタやっている裏舞台について。
 
近ごろでは、女の子(美少女・美女)の「美プラ」と呼ばれるプラモデル人形がある。ただし多くは値段が高く(五千円とか一万円近くする)、中国製品が多いようである。
日本メーカーのものもあって、安いもので二三千円くらい。バンダイのもの(30Mシリーズ)だと本体価格がそれくらいだが、調べてみたら何故か顔パーツだけ中国製(印刷の都合だとか?)。他にハセガワ模型から、マクロス(ロボット漫画)が元ネタで付属の戦闘機が変形して鎧になる高級品(一万円くらい?)
しかしそれをやっても「出オチ・一発ネタ」になるし、普通に組んだり改造しても、他の人や公式の写真も大量にあるから月並み・ありふれている。コストや値段としても(気晴らしやネタのホビーとして)厳しい面がある。
まず考えるのがエロ改造・セクシーや全裸への改造だろうが、そういう既製品パーツも売っているし(やたら高いようだけど)、パテなどでハンドメイド改造している人も大勢いるようだ。自分もやろうと思えば出来るだろうが、はたしてコストや労力が割に合うか・本当にそれが欲しいかを考えると、どこかでブレーキになってしまう。
拡張性・バリエーションとして、次に考えるのは逆に「着せる」ことか。あるいはジオラマなどのようなネタ用途だが、それだと美少女人形でもシルバニアファミリーでも同じようなもの(?)だし、サイズの手頃な小ささなどでも(置き場や保管や部屋に飾るとしても)後者の方が扱いやすい?
 
 
だから店頭をぶらついて「美少女・美女プラモデル」を見る分には「おおー良く出来てるなー」と感心や讃嘆はしつつ(たしかに魅力はあるし出来栄えはお見事なのだが)、「同じ二三千円を払うならシルバニアファミリーのファミリーセット(四個組)でも買った方が賢くないか?」とも感じる。動物キャラクターなので感情移入しやすい?し(セルフマスコットやジョークのキャラクターに使いやすい)、男女で服装の違いだけなので素体に使いやすい・用途に幅がある。そこで「思考ループ」になっている感じではある。
そこで(シルバニア人形という)本来は子供(特に女の子)向けの玩具人形を、大人ホビーや男の子向けの用途に転用しているわけだが。ドレスなどを自作している大人ファン・手芸ホビーは一定数いるようだけれど、おそらく多くは女性(または女性の感性・少女趣味)だと思われる。自分の場合、もろに男(の子)のユーモアや遊び・ホビーで「新ジャンル・用途を開拓」のつもり(インターネットを見ていると他にも「悪役改造」して面白がっている同類さんも見かけたが)。
 
逆に、「美少女プラモって実は女の子・女性向けなんじゃないのか?」という風にも感じてしまう。ひとまず「オタク趣味の成人男性向け」を建前にしているようだけれど、「本心では女性客・ユーザーの獲得を狙ってないか?」とも思う。
なにしろ旧来のセルロイド人形よりも明らかに関節・稼働が細かくてよく動く(ポージングできる)し、顔の造形などのデザインも可愛い。強度や摩耗の問題はあるにしても、関節パーツだけ(追加の衣装部品とセットで)別売りもしているようだし。しかもサイズがシルバニアファミリーより大きいから、手芸ホビーでドレスなどを作り込んで着せるマネキン・キャラクターとしても使えそう?
 
近ごろでは食玩の高級化(多くは中国製)で、プラモデルやミニチュア商品などと密かな「客の取り合い・シェア争い」してそうな気がするのだが、「実はリカちゃん人形の地位を脅かす新たなライバルって美少女プラモでないか?」とすら。仁義なき戦い、凄惨な女のキャットファイト(合理主義で冷静な男たちには理解不能レベルな無残な本性、女同士での死の闘争)を応援致します(拍手!)

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